文部科学省
特別支援教育の在り方について


1月30日、文部科学省から
「小・中学校におけるLD、ADHD高機能自閉症の児童生徒への
教育支援体制の整備のためのガイドライン(試案)」
が公表されました。

全文のダウンロードも、下記のホームページからできます
  http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/16/01/f_04013002.htm
 



障害のある子どもの中でも、普通学級にいる軽度発達障害児(LD・ADHD・アスペルガー症候群・高機能自閉症)
の存在がクローズアップされるにつれ、文部科学省も従来の「普通教育」と「特殊教育」という2分割の形から、
普通学級に居ながら特別支援教育が受けられることも含めた、より柔軟な方向に見直しが進められているようです。
2003年3月に、文部科学省から「今後の特別支援教育の在り方について〜最終報告」が出されました。
従来の障害児教育から一歩も二歩も踏み出した、非常に大きな転換期を迎えているようです。
今までにはない画期的な内容が多く含まれていますので、ぜひご一読をオススメします。



(お子さんの障害や状態によっては、通常学級にいることが負担になるお子さんもたくさんいらっしゃるので、文部科学省には
今まで通り固定級で学校生活の大半を過ごせる形の選択肢の保障もぜひ配慮に入れていただきたいと思います)


■ 【文部科学省】 特別支援教育の在り方に関する調査研究協力者会議  ■
■  2003/03/28 答申 今後の特別支援教育の在り方について(最終報告) ■

      
  転載もと
        http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/018/toushin/030301.htm


−目次−

< 概要>


       今後の特別支援教育の在り方について(最終報告)のポイント
                          
                       <本文>
    はじめに

第1章   特殊教育から特別支援教育へ  
  1.    特殊教育の果たしてきた役割  
  2.    障害のある児童生徒の教育をめぐる諸情勢の変化

第2章   今後の特別支援教育の在り方についての基本的な考え方
  1.   特別支援教育における基本的視点  
  2.   質の高い教育的対応を支える人材  
  3.   関係機関の有機的な連携と協力  
  4.   「個別の教育支援計画」の必要性  
  5.   特別支援教育コーディネーター(仮称)の役割  
  6.   地域の総合的な教育的支援体制の構築と当該地域の核となる専門機関の必要性

 第3章  特別支援教育を推進する上での盲・聾・養護学校の在り方について
  1.   盲・聾・養護学校の制度  
  2.   障害種にとらわれない学校制度へ  
  3.   地域の特別支援教育のセンター的機能を有する学校へ
  4.   「特別支援学校(仮称)」の役割

 第4章   特別支援教育を推進する上での小・中学校の在り方について
  1.   特殊教育に係る小・中学校の制度  
  2.   LD、ADHD等の現状と対応  
  3.   学校内における特別支援教育体制の確立の必要性

 第5章   特別支援教育体制の専門性の強化
  1.   総合的な取組の必要性  
  2.   国立特殊教育総合研究所の在り方  
  3.   国立久里浜養護学校の在り方

 参考資料  
  1.  「個別の教育支援計画」について
  2.  「通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する    
      全国実態調査」調査結果
 
  3.  ADHD及び高機能自閉症の定義と判断基準(試案)等   
  4.  学校数・児童生徒数等の概要  
  5.  特別支援教育体制に関するイメージ図  
  6.  特別支援教育の在り方に関する調査研究について

                         
                         (初等中等教育局特別支援教育課)