ゆずりは学習会アンケート


2004年10月30日(土)〓終了〓
「LD等軽度発達障害児の自立のために」
講師:中川 克子先生(元ナカガワ・エデュケーショナル・クリニック主宰 LD学会理事)
場所:とちぎ健康の森 講堂(宇都宮市)


内容:
LDなど軽度発達障害を持つ子どもが将来自立するために、学校の勉強よりも優先順位の
高い『社会性の基本ルール』(5項目)を軸に、多岐にわたる貴重なお話を伺いました。

社会性の基本ルール5項目とは

1.制止がきく
2.指示に従える
3.待つことができる。自分の順番がわかる。
4.物事を完了することができる。
5.お礼の言葉を言うことができる。


※当日ご来場の皆様からいただいたアンケートの一部をご紹介します。


「基本ルール」がとてもわかりやすく、日々の指導にも役立ちそうです。(以前から同じようなことを自分でも考えていたのですが、きちんとした表現を知ることができるので良かったです(情緒学級教員)

障害名にこだわらず、その子の状況に合わせた対応を考えて●くという考え方は同感でした。なるべく早い時期に気づき、受容し、対応した方が良いということも同感ですが、実態は中川先生のお話のように保護者の理解を得ることは難しい。チームを組む、専門性を持った人を話し合いに入れるとのこと、参考になりました。(行政機関関係者)

とても明快なお話をなさる先生で非常に好感が持てました。(高校生の保護者)

基本ルールの大切さが良く理解できました。これからの療育に役立てていきたいと思います。(通園施設職員)

養護学校の高等部に勤めています。LD・ADHD・アスペなどの軽度の生徒が近年たくさん入学してきて、対応に苦労している日々です。゛中学を過ぎると手遅れ”と言われてしまいそうですが、5つの基本ルールはぜひ学校でも取り組みたいと思います。できる範囲でもやってみようと思えるお話を聞くことができました。ありがとうございました。社会自立を目指す生徒たちへの支援などまだまだ遅れている部分も多く、今後もセミナーなど聞きにきたいと思います(養護学校教員)

現在25才(大学生活7年)の息子の親です。現在大人になってしまっているので、中川先生のアドバイスをもっと小さいうちに伺えたら、また別の方法の子育て方があったのかと反省しています。就職を間近に控え、病名をAD/HDとつけた先生は「この病名では療育手帳は出せない」ということで、現在困っています。(障害者職業センターのテストで、「できれば手帳を取った方が良い」とのことでした。)中川先生の「AD/HDやアスペルガーとは医師が付けたがあまり意味がないとの言葉に納得してしまいました。(大学生の保護者)

今日は別の用で健康の森に来ましたが、セミナーがあるということで飛び入りで参加させていただきました。中川先生のお話はとてもわかりやすかったです。学校現場でLDやその周辺のお子さんを教えていく上でいろいろ考えさせられることがあります。教師の方も「今まで通り」でなく、指導法や考え方を変えていかなければと思っています。ありがとうございました。(小学校普通学級教員)

社会性についてのお話がとてもよくわかりました。子どもにとって何が大切かを考えつつ子育てしてゆくようにしたいと思いました。ありがとうございました。(小学生の保護者)

自閉症のお子さんのクラスの担任です。クラスで大切にしていること、毎日やっていること、保護者の方と話していることを再確認できた内容でした。よーし、この調子でコツコツてくてくやっていこうと勇気づけられました。ありがとうございました。(小学校情緒学級教員)

とても具体的な話をしていただき、今後の参考になりました。子ども達をよく観察し、早期発見、基本的ルールについて、もっと研究していきたいです。(小学校情緒学級教員)

『子どもに気の合う友だちを作ってあげたい』『自分にも何でも話せる友達が欲しい』と考えていました。主人が子どもの障害(アスペルガー症候群)をオープンにすることを嫌い(今日の講演会に行く事も賛成という感じではありませんでした)、それがブレーキになっていましたが、今日の講演をお聞きして、背中を押していただいた気分です。さっそく行動しようと決意しました。どうもありがとうございました。(幼児保護者)

軽度発達障害児に対しては、田中ビネーの知能テストを使用してきていた。WISCで両親へ、さらに具体的なアドバイスへとつなげられれば、と思う。またお話を聴く機会があることを願います(行政機関関係者)

中学校教員ですが、まだまだ何も知らないんだとつくづく思い知らされました。それぞれお母さんたちの話を聞いて、現場での接し方がしっかりできるようさらに研修、勉強していきたいです。次回のセミナーも来ます。(中学校特殊学級教員)

小学校ももう終わりに近づくので子どもの成長もありありとわかるようになりました。今からでも出来そうなこともお話にありましたので参考になりました。(小学生の保護者)

基本ルール1〜5のお話は参考になりました。学校での能力より、社会性の方が大事ということを伺い、自分の中で子育ての方向性が見えてきました。(小学生の保護者)

子どもが自閉的傾向があると言われ、通級教室に通っている最中です。子どもの症状について少しずつ勉強していけたらと思い参加いたしました。軽度発達障害の難しさを感じつつ、日常での子どもとの接し方のポイントなど参考になることがたくさんありました。今晩から実行してみたいと思います。ありがとうございました。(小学生の保護者)

教員にとって耳の痛いお話でした。発達検査についても勉強中ですので、さらに相談に乗る立場として専門性を高めていきたいと思いました。ありがとうございました。(養護学校小学部教員)

大変具体的でわかりやすかったです。もっと小さいお子さんをお持ちのお母さんをお誘いすれば良かったと思いました。(小学生の保護者)

中川先生の、何でもズバッと話す物言いが聞いていてスッキリしました。子どもの障害を親がどう理解するかということが、その子の将来にいかに大きな影響があるかということを感じました。小6の男子を担任していますが、親がまったくと言っていいほど理解していないので、中学に進むにあたってどう理解してもらうのか、これから考えていかなければと思います。(小学校普通学級教員)

3才までに・・・という思いがあるのですが、なかなか保護者に聞き入れてもらえずにいますが、その子のためにももう一度話し合ってみたいと思います。ありがとうございました。(幼稚園教員)

大変参考になりました。学校の勉強よりも自立のためには社会性を身につけさせること、その基本ルールというお話は同感に思います。特殊学級もLD・AD/HD、自閉症、その他知的障害、一緒くたの教育にはやはり限界を感じています。(中学校特殊学級教員)

時間が短く、もっとお話を聞きたかったです。一つのテーマで深く・・・という形でも良かったかな、と思います。でもとても言いたいこと、伝えたいことがハッキリしているので、メッセージを受け取りやすかったです。お世話になりました。忙しい中、来てよかったです。(保育士)

ごほうび方式は、家でもさっそく実行してみようと思います。親の気持ちの在り方を再認識しました。親があまり真面目になりすぎず、子どもに自信をつけさせたいです。(幼児の保護者)

とても参考になりました。親も子もリラックスして取り組むのがいいのかもしれませんね。栃木にも、中川先生のようなそうだんできる専門の方がいればいいのに・・・とつくづく感じました。(小学生の保護者)

率直な体験や経験を聞かせていただき、とても参考になりました。また、建前的なスピーチでなく、本音の部分をも聞けてとても楽しく良かったです。社会性の5つのルールが特に心に残りました。(小学生保護者)

具体的な話でとてもわかりやすかったです。宇都宮の教員として、これからも研修を積み、少しでも子ども達の役に立てるようにしたいです。(小学校特殊学級教員)

簡潔にストレートにお話していただき大変わかりやすかったです。ありがとうございました。次回も楽しみにしています。(中学校情緒学級教員)

目安となるものがはっきりしたため、統一性の取れた支援をしていく上での参考にしたいと思います。(入所施設職員)

具体的なお話でとてもよくわかった。特に社会性という点では、周囲の連携が大切だということを強く感じた。(小学校通級教室教員)

迫力があり、引き込まれました。ストレートな話がとても良かったです。

発達障害児についての話を聞かせていただき、とても勉強になりました。今後、自分でもっと多くのことを学び、子ども達と共にがんばっていきたいと思います。(幼稚園教員)

はっきりと物事を言うのでわかりやすかった。基本ルールのところでは、日頃思っていたことなのでしっかりやっていきたいと思います。(保育士)

とても具体的でわかりやすく学校での対応や家庭での対応について学ぶことがたくさんありました。(小学校通級教室教員)

すっきりした語り口に好感が持てました。ありがとうございます。(行政機関関係者)

勤めている幼稚園にも軽度の障害を持つ子が何人かいるので、ためになりました。ありがとうございました。(幼稚園教員)


※アンケートにご協力いただいた皆様、大変ありがとうございました※