神山 忠先生 講演会
    「私の場合〜読むことは苦手だけれど〜             
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読みの障害の当事者からみた学校・家庭そして社会参加-」2006.6.17(土)


 当日アンケートにご協力くださいました皆様、大変ありがとうございました。
会場でご案内しました通り、ゆずりはセミナー等の情報のメール配信を希望される方に、アンケートの下にアドレスをご記入いただきましたが、手書きであるため不明瞭なものもいくつか見受けられました。
 お手数ですがこちらより再度お知らせいただければ幸いです。→こちら

                                            ※当日のチラシはこちら


★会場の皆様からいただいたアンケートをご紹介します★

神山先生の児童期の話を聞いて、LDの子ども達の劣等感、辛さを痛切に感じました。その子はその子のままで良い、特性を理解してあげることの大切さ、学校で実践していこうと思います。ありがとうございました。(養護学校小学部教員)

LDは学校の中でどうサポートすべきかということだけでなく、神山先生の人生そのものが感動的でした。後半の実践のアイディアはすごい、本当にすごい。先生でなくてはできない実践だと思いました。そこまで「やる」という熱意が、方法というようりもそれが子どもさんに伝わっているような気がしました。(中学生保護者)


小・中学校での神山先生のつらいご経験のお話を伺い、涙が出ました。今の子ども達にそんな思いをさせたくないと教師として心から思いました。(養護学校高等部教員)

神山先生の講演、本当に勉強になりました。発達障害のある子ども達がこんなにも苦しんでいることを改めて感じました。私自身も、子ども達に辛い思いをさせているのかな、と反省させられました。子ども一人一人の良さを理解し、認め励ましていきたいと思います。お子さんに対する支援のアイディアがとても素晴らしく感心しました。アイディアが大切ですね!(小学校情緒学級担任)

我が子のことを思い出しながら、泣きながら聞きました。いろいろ勉強になりました。(中学生の保護者)


LD当事者であり、現在も発達障害の子ども達とがんばっている神山先生だからこそのお話の内容であったと思います。何度も涙が出てしまいそうになりました。辛い経験をされてきて、それでも今も自分の障害に向き合っている先生はとてもすてきだと思いました。(学生)

体験談に大変感動しました。素晴らしいご講演をありがとうございました。後半の擬似体験がとてもわかりやすくて良かったです。(個別指導学級教員)

神山先生のお話はLD当事者の視点から、ご自身の過去の話、その改善点などがわかりやすく説明されていて心に残りました。私自身も子どもの頃LDと診断され、小、中と、とても辛い思いをしました。でも、神山先生のように社会で活躍している話を聞いて、とても励みになりました。私自身も教員を目指しており、LDを始めとする障がいを持った子へのケアをしていきたいと思うので、神山先生のお話を聞けて良かったです。(LD当事者)

自らの体験を基にしたお話でとても説得力があり感激しました。ありのままを認めていくことの大切さを学びました。とても有意義なお話だったと思います。ありがとうございました。(聾学校教員)

今回のように自分の内面を語ってくださる講演会には力を感じます。明日から自分が何をすべきか示していただけたと思います。本当に勉強になりました。(中学校特殊学級教員)

困っている本人(神山先生ご自身の学齢期)の話を聞いて涙が出ました。親は親なりに悩みがありますが、本人も辛いのだなぁと。(小学生保護者)

とても良いお話で心を打たれました。家庭では、本当にお子さんを理解し支えているのがとても素晴らしいと思いました。学校では心を配って子ども達に接しているつもり(?)なのですが、家に帰るとつい配慮に欠ける言葉かけをしてしまいます。反省しました。早期教育相談を担当していますが、これからもさらにがんばっていきたいと思いました。(養護学校小学部教員)

(神山先生の学齢期の辛い体験を聞いて) 学校の先生のことばの罪深さを感じました教え方が一つで、無理矢理教えこもうとしている現実を改めて変えていかなくてはと思いました。自分にできることを少しずつやりたいと思います。我が子に対しても決めつけないで対応したいと思いました。(小学校情緒学級担任)

視点の違いで、読み方、見え方がとても異なることにおどろきました。すべての人が自分と同じように見えるわけではなく、ポイントをどこにおくかで違うことに気づかされました。また、教員が子どもに与える影響の大きさを痛感しました。一つ一つの関わりの中で、“どんな種”が子どもにあるのかをしっかりと探して支援を考えていきたいと思いました。(養護学校小学部教員)

ご自身の経験からの生きづらさ、大変さのお話を伺い、障害を持つ我が子の感じている生きづらさの一片を知ることができました。親として我が子らしさをみつけ、伸ばしていくことができるようなかかわり方をしていきたいと考えさせられました。本当にありがとうございました。(幼児と小学生の保護者)

昨今は自閉症スペクトラム圏(アスペルガーなど)の障害について世間で取り上げられることが多いため、純粋なLD(学習障害)を持つ方のイメージがよくつかめなかったのですが、神山先生のお話を伺ってLD独特の物の見え方に大変驚かされました。小学校、中学校時代に何時間も自分なりに工夫された学習法で音読の練習をしていったあげく、好きな女の子の前で教師にバカにされた学齢期の神山先生はどんなに傷つかれたことでしょう。未だに辛そうに語られる神山先生のお話から、教室の様子がリアルに再現され、胸のつまる思いで聞かせていただきました。どんなに努力してもダメだった、そして非行に走った。そして自衛隊へ・・。自衛隊で迷彩服を着られて戦車と一緒に映られている神山先生の写真から今のお姿は想像もつきません。一念発起して教師になられた神山先生のお話、ぜひぜひもっと多くの方に聞いていただきたいし、それだけの価値があると思いました。(保護者)

知的障害養護にも「見え方」に困難を抱えている子がいるのではないか?と思うことがあり本日参加しました。ニキ・リンコさんやテンプル・グランディンさん同様、当事者の体験としての神山先生の話を聞き、何度かハッとさせられました。(養護学校(訪問)担当)

今回、初めて講演会というものに参加させていただきました。私は今大学3年生です。障害を持った方々の心理を中心に勉強しています。大学に入って初めてLD・ADHD・アスペルガー…など、一言で障害といってもたくさんの種類(?)や、人によっての障害のタイプがあることを知りました。そこでやっと、「障害は一人一人の個性である」ということの意味がわかった気がしました。テキストや教授の話を聞いていてもイメージがわかず、今日は神山先生の講演を聞かせていただきました。学齢期に苦労されてきた先生が、今はこんなに立派な先生になっている・・・とても感動しました。また、勇気をもらいました。私は今、養護学校教諭を目指してがんばっています。ボランティアとしてある養護学校で児童の支援をしているのですが、いろいろなタイプの子ども達がいるのがわかります。ボランティアといっても、児童達の個性のタイプを知って、支援していきたいな、と思いました。そこを誉めるということが重要だと思いました。今、障害を持った子ども達はもっともっと刺激がほしくて「普通の学校に行きたい」と思っている子が多いようですが、教育者としての立場にある先生がしっかりとしたサポートをして子ども達の良い面を見つけ出してあげることが一番やるべきことだと思いました。ありがとうございました。。(大学生)

私自身、脳機能障害があります。判定・分析で発達障害と診断される子どもが多くなることで、一体何がどうなるのか少し不安に感じていました。普通学級に“少し変わった子”を置いておかずに済む理由付けなのか、学習効果を上げられない子ども達に対する教員の免罪符なのか・・・。でも、今日、少しだけ気持ちが晴れました。神山先生のような特定の支援に添わないでも、あるがままで良い、と考える方が教える側に立っていらっしゃることは私にとっては心強い事実です。今後のご健勝、ご活躍をお祈りしています。(家庭教師)

文字の話をしている時に、ひらがなと漢字の合わせ文字の読み方の部分で、うちの子も同じだと当てはまることがあり、その時の私の対応は「バカじゃない」とか「そんなの読めないの」とか、とっさに自分レベルで言葉に出てしまい、学校でも苦しんでいるのに家でも苦しめているのだと考えさせられる点が多々ありました。頭の中では怒ってはいけない、自分レベルで物事を運んではいけないと常々思っているのに比例しない。それでは子どもを潰すだけだと再認識させられました。。(中学生保護者)

自衛隊の口述中心、実際にやってみる学習が合っていたこと、プログラミングが得意など、Leaning Deferenceなのだと実感できました。種に合った育て方をすることが大切、それぞれの種がお互いに認め合えることが大切、得意なことを生かしていくこと、本当にそうだなと思いました。
(神山先生がご自分の学齢期を振り返って)“がんばって読んで、がんばって良かった”と思えることがなかった』という所は、教員をしている私としては強く印象に残っている話です。自戒したいと思います。お子さんへの工夫、神山先生の存在自体がとても励みになります。最後の質問への答えもとても良かったです。(小学校特学教員)

本人(中3)に聞かせたくて参加しました。“本人が学校は辛いだろう”とは想像していましたが、具体的なお話を聞いて、相当なものだと思いました。本人が不登校として行動しているのは当然かも!でも何とか自分の生きやすい場所を見つけてほしいです。(中学生保護者)

LD本人の話なのでよくわかりやすく困っている状況がよくわかった。自分の子ども達にいろいろ工夫して実践している姿が素晴らしかった。(中学校特学教員)

大変参考になりました。お子さんに対しての細かい支援が大変参考になりました。先生のお子さんに対して、また指導の視点が愛情にあふれていてお子さんの楽しそうな表情が印象に残りました。具体的な指導の方法、文を区切る等はすぐ使ってあげようと思います。ありがとうございました。(養護学校小学部教員)

とても素晴らしいお話でした。現場にいる私ですので、明日からは子どもたちを今日教えていただいたことを頭におき、指導していきたいと思います。たぶん、子ども達を見る目が変わったと思います。自戒も参加したいと思います。(小学校教員)

本人からの話が一番わかりやすいのでよい企画でした。(中学校通級教室教員)

“あなたはあなたのままでいいんだよ”という言葉が心に残りました。教育現場にいて、毎日子ども達を前にあわただしく時間が過ぎてしまいます。今日は講演を聞いて、立ち止まって自分の子ども達への関わり方をふり返ることができました。一人一人の種をみきわめ、その種を育てて上げられる環境作りをもう一度見つめなおしたいと思いました。(小学校通常学級教員)

ありがとうございました。びっくりすること、なるほどと思うことがたくさんありました。明日から、困っている部分を理解し、支援していこうと思いました。(小学校通常学級教員)

教員として、親としてとても参考になった話でした。感覚統合というけれど、どんなことをすればいいのかよくわからなかったのでそれが具体的に教えてもらえよかったです。神山先生のアイディアには脱帽です!すばらしいです!私も親として、我が子の能力を伸ばす方法をさぐっていきたいです。先生のホームページ見てみます。(教員)

感動しました。素晴らしい実践。それと、子ども(生徒)の気持ちがわかりました。(養護学校中学部教員)

LDについては簡単な知識しか持ってなく、今回の神山先生ご自身のLDとしての体験談を聞いて、とてもわかりやすかったです!ありがとうございました!(養護学校高等部教員)

今日のような講演をまた聞きたいです。もっといろんな人に聞かせてあげたいです。障害のある人が、もっと市民権を!という先生の言葉が強く心に残りました。教師として、もっとプロ意識と人権感覚をみがかなくては、と思います。(小学校特学教員)

子どもがどんな風に感じているかを、今さらながら考えさせられました。もっともっと、そのままでいいよ、というメッセージをふだんの態度でも伝える仕方を考えていかなくては・・・とやっていくための励みとなりました。ありがとうございます。。(小学生保護者)

社会の在り方に対して常々思っていたことでしたが、先生の見方に同感しました。一人の子を大切に「あなたはあなたのままで・・・」と伝える接し方ができればと思いますが、子どもの世界も今はいろいろなものを背負っている、ストレスのはけ口が弱い子にどうしても行ってしまう、本当に難しい時代になっていると思います。大人がどんな価値感を持つか、それを表していくことの大切さをもう一度と思いました。(特別支援員)

とても勉強になりました。ぜひ、今日学んだことを生かしていきたいと思います。子ども達へのかかわり方を自分自身から変えていきたいです。(小学校通常学級教員)

これから益々小中学校では特別支援教育を進めなくてはなりません。本日は、素晴らしいヒントをいただき、ありがとうございました。(小学校特学教員)

大変素晴らしかったです。ぜひまた神山先生のお話を伺いたいです。(小学校通級教室教員)

ゆずりはセミナー、いつも楽しみにさせていただいています。今日も神山先生のお話は興味深く聞かせていただきました。ありがとうございました。(行政機関関係者)

大変わかりやすい良いお話が伺えました。ありがとうございました。全国の先生方にぜひ聞いていただきたかったお話でした。(知人のお子さんに障害がある方)

アイディア、関わり方の大切さを感じました。子ども達の行きやすい学校、生きやすい学校をめざしたいと思います。(養護学校小学部教員)

具体的でとってもとってもわかりやすくてよかったです。親として教員として、とてもすばらしいと思いました。ぜひもっと、もっと活躍されて、もっともっとお話を聞く機会があればよいと思いました。このような機会をいただき本当にありがとうございました。(養護学校小学部教員)

ご自身の体験に基づく話でとても参考になりました。その子の良さを生かすということが具体的に見えた気がします。ありがとうございました。(小学校通常学級教員)

日々の小さな工夫(対処)によって、より多くの可能性を引き出すきっかけになることが一番印象に残っている。ぜひ参考にしていきたい。(小学生保護者)

一人一人のことをきちんと見つめている視点、すごく大切ですよね。学校の中での支援の方法、一人一人の見え方、理解の仕方、違いを細かく分析する、一人一人が自分に自信を持てるよう私たちもサポートしていきたいと思います。(養護学校中学部教員)

子ども達に分かりやすい支援について、これから考えて実践していけたらと思いました。ありがとうございました。(小学校特学・情緒担当教員)

お子さんに対してのいろいろな工夫や家を建てられたことなど、実践を見せていただけて感心しました。創意と工夫、いい所を伸ばしていこうとする気持ちが大事だと再確認しました。(入所施設職員)


アンケートにご協力いただきました皆様、大変ありがとうございました。